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とらのナポリ旅行(ナポリ2日目)

どうも、とらです(๑´∀`) 

トイレに行きたくて目が覚める。まだ暗い。変な時間に起きてしまって時計は見ていないが2時ぐらいだろうか。トイレをさっさと済ませて寝てしまおう。そう思ってトイレに立ったがベッドに戻ってもなかなか寝付けない。そのうちにアラームが鳴った。

「なんだもう6時か」


そう思ってごろごろしていて7時に起きた。昨日薄着で寝たせいか、喉の上というより鼻の奥に風邪の初期症状の前触れのような違和感があった。まったくこれだから困る。旅行で風邪をひかなかった試しはない。しかし1週間もあるから2、3日寝ていてもリカバーできるだろう。でも今日はまだ体調がいいだろうから今のうちにやれることをやっておきたい。で何をしようか。ピザを食べること以外に特に決まった予定はない。有名なピザ屋は日曜休みなので観光でもするかと思い、青の洞窟は日曜で混んでそうだから市内観光をすることにした。写真に撮っておいたナポリの観光情報の本を見て、博物館とか城とか港を見ようと思った。Googlemapsで検索して⭐️をつけておく。そういえばiPhoneの容量がいきなり昨日でいっぱいになってしまったから、すでにMacに保存してある写真を消そうと思い、ぽちぽちタッチしていって9GBぐらい空けた。日本でやっておけばいいものを。

ふと

「ナポリの朝ごはんって何なんだろう」

と思って調べるとカフェでパンやカプチーノで適当に済ませるらしい。じゃあどこかにいいカフェないかなと思って調べ出すも、近くにないので面倒くさくなってしまった。

「待てよ、たしかこのホテルは朝食付きだったっけ」

思い出してシャワーを浴びてから下に降りていくことにした。



朝食会場はロビーをもっと奥に入ったところにあった。クロワッサンを温め、チーズとハム、そしてジャムと一緒にいただく。ヨーグルトとラスクも食べた。飲み物はグレープフルーツジュースとコーヒー w/ ミルク。ミルクが温められていたのが嬉しい。





イブプロフェンが入っているのとは違う入れ物を持ってきてしまったのに食事の途中で気づいて、部屋に戻ってから1錠飲んだ。それから支度をしてホテルを出る。駅に向かう途中でお母さんにナポリは日差しが強いからサングラスを持って行ったほうがいいと言われ持参したのを思い出してホテルに戻ろうとするが金閣寺の坊主のあれか知らないが反発したくなってそのままナポリ中央駅へ。



地下鉄のMというサインに従って歩くとおごそかなホームに出てしまった。切符はどこで買うのだろう。どうもこれは長距離列車のホームで地下鉄ではない気がした。




行ったり来たりしながら進んでいくとようやくそれらしい改札にたどり着いた。みすぼらしい券売機で切符も売っている。後ろに人がいたので譲ってその人が買う様子を観察する。どうやら札は5ユーロ札しか入らないようだ。幸い手持ちがあったので3.5ユーロの1日券を買う。この地下鉄の路線がどこに行くのかはわからない。でもまあいいだろう。どこかでつながっているはずだろうし、どうってことはない。




改札を通り大深度施設へと進むとホームに着いた。そこに路線図があり、ここから乗れば博物館のあるMuseo駅に行けることがわかった。ほどなく列車が到着する。財布を持っていないのでスリを意識する必要がなく大変気楽でよろしい。



いくつか駅に止まってMuseo駅に着いた。降りて階段を上っていくと改札がある。切符を入れる必要はなくただ通るだけだった。地上に出て地図を見ると右の方に博物館があるようだった。進んでいくと大きな建物があった。正面から写真を撮る。どうも周りはあまりきれいではない。




博物館の中に入ると左にチケット売り場があった。値段は13ユーロ。チケットを持って入場口に行くと機械は動いておらず、係員のおねえさんがチケットに手でびりっと切れ目を入れる。なるほどこれなら確実だ。きれいなチケットを記念に持って帰りたい人は嫌な思いをすることだろう。





何を見たらいいのかよく分からずに来てしまったが、何かあるだろうということで足にまかせ、その行きたい方向に体をゆだねて進んでいく。やはり石像が多いのだろうか。中央の広間を一番奥まで進んで階段を上って左の方に行く。どうやらここはポンペイ関連の展示があるようだった。





ポンペイ。ベスビオ火山の噴火で埋もれてしまった古代の街だ。事前情報として快楽の街であるということぐらいしか知らなかったが、この展示場に入ってその意味がよく分かった。勃起したちんこの石像が壁から突き出していたのである。そして何かを身にまとっているが勃起しているのがわかるもの、性交をしている男女、男と動物の性交など、石像やら絵やらそういうものばかりが展示されていた。普段は平常時の性器の石像しか見ることはないのだが、やはり古代人も好きだったのだろう。人間の本質を見た様な気がした。そしてぼくも快楽を追い求めなければならないとやんわり思ったのだった。




他に目を引いた展示物はパピルスの巻物をはがす作業をしたときの記述。よくもまあそんなこと思いついて実行したものだと感心した。この後は下で有名な石像を見たりして博物館を後にした。




次に行くのはプレビシート広場。地下鉄でMuseoからToledoに移動し、そこから繁華街を歩いていく。なんだろう、この通りは上海でいう南京西路みたいなものだろうか? それよりは全然狭いのだけれど。



広場に着く。わお、と思ったのも束の間、ローマのサン・ピエトロ広場と比べてしまうと何もない印象を受けた。一番奥まで行ってから右の方にぐるっと回りながら戻る。端っこにピザ屋があり、石釜で焼いていた。でもあまりうまそうに見えない。中国人の団体が注文していてcarry outかどうか聞かれていて、Carry out is better, everyone! とでかい声で男が言っていた。ぼくが職人の手の動きを見ていると遠慮なしにおばちゃんが前に割り込んでくる。どうやら上海人のようだった。こんなところで見ていても仕方がないので立ち去る。




ぼくが目指すは近くのブランディというマルゲリータピザ発祥の店だ。大きめの通りに看板が見え、そこから路地を入るとすぐ店があった。



開店少し前に着くと既に店の中には既に客がいた。私服のお兄さんに1人と告げるとすぐ目の前の席を指差される。ずいぶんぶっきらぼうだ。他のウェイターはお客さんに声をかけられると "Inside or outside?"と聞いていたのに。でもこの席から石窯が一番よく見えるのでよしとした。



まずは水を頼む。そしてピザはもちろんマルゲリータ。作っている所は見に行かなかったが、窯に入れたり出したりしているのがチラチラ見えた。そしてほどなくしてぼくのであろうピザが窯から出されたのだが、店員がもたついていてしばらくたってからそのピザが運ばれてきた。



肝心の味はチーズに癖があった。モッツアレラだけではなく他のチーズも使っているのだろう。あとチーズが少ない。これが元祖マルゲリータと言われればそれまでで、あまりおいしいとは思わなかった。元祖というのはおおいにしてそういうもので、後発の店の方がおいしいものを出して有名になってしまうということはよくある話だ。

博物館でジュースを飲んでその空の容器を持って歩いていたので、残した水を移し替えて、窯の近くをしばし見た後に店を後にした。次は急いで卵城に行かなければならない。1時15分に閉まってしまう為だ。

海岸を目指して歩く。どうだろう。飛行機の中は寝るばかりでナポリの町並みを空から見ることはなったが、なるほど地図通りに海があり、港町らしい風景が広がっていた。海岸沿いを右の方に進んでいくと卵城がある。途中ビーチのようなものがあって人がたくさんいたが、よく見ると岩だらけでビーチではなかった。



少し小走りにして卵城に向かう。卵城に続く道の脇にも海水浴場があり、それを抜けて城の入り口についた。どうやら間に合ったようだ。門をくぐれば後はゆっくり上っていくだけだった。




途中にエレベーターがあったが足で上ることにして進む。右に曲がって見張り窓のようなものから外の景色が見えた。これがナポリを見て死ねの風景だろうか。多少気分が高まる。そしてさらに上っていくと、ベスビオ火山が見えて写真にも撮ってみたのだが何の感動もなかった。屋根がきたないしあまり風景がきれいではなかったのである。




一番上まで行くと開けた場所になっていて、そこから西側を見ることができた。なるほど、これがナポリを見て死ねの風景か。そう思ってしばらく眺めてみたものの、もやというか白いうっすらとした霧の様なものがかかっていてくっきりと風景が見えなかった。



「これは死ねないな。」

ぼくはそう思ったのだった。周りを見ると男女が楽しそうに写真を撮ったりしている。そういうことか。1人で来たら死ねないのだ。ぼくは

「愛を知ってそしてナポリを見て死ね」




そういうことなんだと理解した。愛だと思っていたものはどうやら共依存だったらしいことが分かったのがここ1、2年のことなのでゆっくりやろうと思う。

降りる時はエレベータを使った。なんということだろう。あっという間に下に着いた。来る時もこれでよかったのではないか。そうして卵城を後にしたのだが、門は軽く閉じ気味になっていて、外から入ってこようとする観光客を係員のオヤジが制止していた。





「海沿いでも歩いてみるか」

あてもなく歩き出す。ちょっとした噴水のところで水をくんでいる人たちがいる。それ飲めるの? ローマじゃないから飲めないと思うけどね。と思ったら下に水道管らしきものが張り巡らされており、触るとひんやり冷たかった。この水道管からの水がそこで出ているかはわからないけど、まあ飲めるのだろう。



海水浴客をざっと見渡してもアジア人は1人もない。そこにぼくが入っていって足だけつけてみる。そそくさとその場を後にして港に進む。



手前に公園があったので入ってみた。鳩が昼寝していた。かなり近づいても起きない。その辺のゴミを近づけると飛び立ってしまった。芝生には犬と猫をつれた人が寝そべっていた。ローマでよく見た水飲み場があり、水が出っぱなしになっていた。これなら飲めるだろうと思い、水を汲んで飲んだ。





公園を出て進むと港があり、でかい客船が停泊しているのが見えた。あれに乗る訳ではないが、カプリ島に行く船のチケットを買う場所は見ておきたい。そう思って海沿いに進むとそれはあった。窓口がずらりと並んでいて、人が並んでいるところがもうすぐ出る船のチケット売り場の窓口らしく、でかい文字で何時何分どこ行きと書いてあった。タイムテーブルも張り出してあり、念のため写真に撮っておいた。でもぼくの場合電車でもそうだが、決まった時間に乗るというのがとても苦手なのであまり役には立たないだろう。飛行機ではそういうわけにもいかないが、電車やバスや船は基本的に来たものに乗りたい。




これ以上港に入っても仕方がないので、最寄り駅のUniversitaから地下鉄に乗りホテルに戻って寝た。この日はずっと鼻の奥の調子が悪く、ああもうこれは風邪だなとあきらめていたので、ゲータレードとコークを2.6ユーロで買い、夕飯も食べずにずっと寝ることにしたのだった。





つづく

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