Header Ads

動画撮影の思い出(小6)


同級生を殺人鬼に見立てて密着取材のロケに出る


クラスに手強い女の子がいた。こっちが何かすると必ず仕返しがある。まるで殺人鬼ジェイソンのようだった。ぼくは5年から塾で知り合い、クラスも同じだったJ君と6年から仲良くなり彼も◯◯さんをよく思っていなかったから、当時ぼくは父親のビデオカメラで何か撮りたいと思っていたので◯◯さんを殺人鬼に見立て

殺人鬼◯◯密着取材

というドキュメンタリー番組を作ることにした。編集用のビデオデッキも家に2台あったから、映像をカットしたりCM作ったりいろいろできると思ってやる前から楽しくなってかなり興奮していた。


そしていよいよ取材当日になった。父親のどでかいビデオカメラを持ち出して自転車で現場に向かう。J君がレポーター、ぼくがレポーター兼カメラマン、I君はカメラマンである。まずがぼくがカメラを回し、J君が歩いて殺人鬼の家であるアパートに近づいていく。

「あそこがそうですね、汚らしい洗濯物が干してありますね」

などというぼくが予め考えておいたセリフを言ってもらい撮影した。

次にI君がカメラを回してぼくがレポーターになる。汚い洗濯物は干してあるようだが留守みたいですね、などと言って終わりにした。カメラがとても重くて小学生にはつらかった。あと落として壊しでもしたら大変だから、あまり外で撮るのは気がひけたのである。


リビングをスタジオ風に変えて撮影する


ロケはこれだけで終了し、3人でぼくの家に行ってスタジオに見立ててセットアップしたリビングでの撮影に入った。まず13日の金曜日のテーマソングが流れる。ドアを開けてI君が入ってきて

「みなさんこんにちは。司会のIです。今日は殺人鬼◯◯の密着取材をお届けしたいと思います。ゲストは歌手のJさんです」

ここでぼくの父親のサングラスをかけたJ君が登場する。予め3人でやって録音しておいた拍手の音が流れる。I君が

「Jさんが取材に行った模様です」

と言い、ここで撮影をストップ。この後は外に出て振ったラムネをぶちまけて水を大切に、というメッセージのCMを作った。

家の中に戻り

「いやぁ、今日は楽しかったですね、みなさんまたお会いしましょう」

とI君がしゃべるところを撮影した。


同級生と漫才をして撮影する


今度は漫才の撮影である。お題はオール阪神巨人のパクリで、ぼくはセリフを全部覚えてしまっていたからJ君にオール巨人のセリフを覚えてもらう。ぼくがオール阪神役である。そして撮影が始まったがJ君はところどころセリフを忘れていてぼくが小さな声で教えてあげるシーンがあった。

最後のオチのところで、ぼくはオール阪神巨人の元ネタにもなくJ君にも伝えていなかったことをやった。それは後ろにしていた手に持っていた包丁を出してくるというものであった。J君がボケを決めた後、ぼくは

「そうですか。わかりました。でもそれならこうしますよ。えいー」

と言い、隠していた包丁を出した。それを見たJ君は驚いて撮影のことなんて忘れてしまい、

「なーんだよ、なんでそんなのもってんだよ!」

と恐れおののいていた。オール阪神ですらやらないとんでもないツッコミであった。


ニュースキャスターをやってみる


この後はぼくがニュースキャスターになってアドリブで女の子の母親が自殺したとか、女の子の名前の花が咲いたとか、担任がおかしくなったとか、ありもしないニュースを思いつくままにしゃべってカメラマンのI君の笑いを取っていた。これが本当に長くて、I君はカメラを長時間担ぎすぎて肩こりになってしまった。

撮影がすべて終わりI君とJ君が帰った後、ぼくは編集用のビデオデッキを2台使って編集作業をして、ロケやリビングで撮ったものを切り貼りして番組にした。これを高校生になってからDVDにして今でも実家に残っている。


公園での撮影


遠足のお菓子を買いに行くことになり、I君とJ君と待ち合わせをした。でも実はぼくはI君とは1時間早く待ち合わせをし、J君に痛い目をみさせる仕掛けを作ることにしたのだ。せっかく仲が良くなってもすぐこういうことをするから疎遠になってしまう。

その仕掛けとは、待ち合わせ場所である公園の屋根付きベンチの上の柱に瓶や缶をたくさん並べておき、J君がきたらヒモをひっぱってそれらを全部落とすというものだった。すべてはうまくいくはずだったのに想定外のことが起きた。そのベンチにおばさんが寝ていたのである。ぼくはビデオカメラでその様子を撮影した。ずっとそのおばさんが寝ているものだから仕掛けが作れず、学年がふたつ下の男の子がいたからJ君がどんなにひどい人かということをぼくが彼にしゃべるのをI君に撮影してもらっていたらJ君がやってきてしまった。

「計画は失敗に終わりましたw」

などぼくは言いながら

「ふざけんなw」


と言って自転車を走り回すJ君を撮影した。公園の前に同級生の女の子の家があり、その子も来たので一緒に撮影した。とても楽しいひと時だった。当時Youtubeがあれば動画をアップしていただろう。

0 件のコメント:

Powered by Blogger.