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小6の思い出

小6はクラス替えがなく5-1からそのまま6-1になった。担任も同じ先生だった。


科学クラブに入る


嫌がるHくんをしつこく誘い、一緒に科学クラブに入った。H君はスポーツ系のクラブに入りたがっていたが一度入ってしまえばこっちのものだ。6年生はぼくたち2人しかいなかった。

顧問の先生がどこからかヒキガエルをたくさん連れてきて解剖をやるという。そういうのはあまり好きではなかったので見ているだけにした。薬品でヒキガエルをおとなしくさせてメスを入れる。いろいろな臓器が露わになる。先生はしぼんだり膨らんだりしてる部分を指し

「これが肺だ」

と言った。気持ち悪かった。

6年のぼくたちふたりは先生の提案で自由研究をやることになった。研究テーマの選定の時に先生と色々話して、先生は

「もう分かっていることはやってもしょうがないんだよなぁ」

と言っていたので、ぼくは

「こんなに世の中が発展してるのに分からないことなんてあるのかな?」

と不思議に思っていたのだった。

結局お題は「ゼラチンとカンテンの固まり方」に決まった。
シャーレにゼラチンとカンテンを流し入れて固め、上にいろいろな果物をカットして乗せる。しばらくそのままにしておくとキウイが乗っていた部分のゼラチンが溶ける。カンテンは溶けない。これはキウイのプロテアーゼがゼラチンの中のタンパク質を分解したからなのだが、当時はそんな知識はなかったので「キウイにはタンパク質を溶かす物質が含まれていて、それがタンパク質でできたゼラチンのゼリーを溶かした」と結論付けた。

まあこの自由研究はほとんど結果ありきで先生の言う通りにやっただけでさほど面白くなかったのだが、H君と発表資料を作って他の学校に行き、そこでみんなの前で発表したのは楽しかった。そして見事金賞を取ることができた。


英語塾の前に停めてあったH君の自転車の空気を抜く


そんなH君とも雲行きがあやしくなってきた。H君は平日に週1回英語の塾に通っていた。普通の民家に10人ぐらい小学生が集まり、そこの家の人が教えているようだった。この日はH君と遊べないので面白くない。ぼくはI君を誘ってこの塾に偵察に行った。家の敷地内に入り込み、家の中にH君がいないかうろついてみたが見えない。家の前には生徒の自転車が何台も停められていてその中にH君のもあった。ぼくはその自転車の後ろのタイヤの空気の栓の蓋を開け、中心部分を押して空気を抜いてしまった。

授業が終わったのか生徒がぞろぞろと出てきた。H君に遊ぼうというと遊ばないと言う。そして彼は自分の自転車の空気が抜かれていることの気づく。ぼくがやったことは彼には明白だったようだ。


ヤクザかと言われ、家のガスの元栓閉める


その後もぼくはH君にちょっかいを出し続けた。すればするほど下校時にH君に避けられる。ぼくは彼が走り込んだ家の前までI君と一緒に行った。そこは彼の母方の実家だった。

ぼくはインターホンを押し

「◯◯出せよー!」

と叫ぶ。するとおじいちゃんが対応して

「お前はヤクザか!」

と言われてしまった。頭にきてインターホンのカメラのところにどろを塗りつけて見えないようにして立ち去った。そのあと近くにあったH君の家に行き、ガスの元栓を閉めた。しかしその最中に

「お前何やってるんだよ! お母さんに言うからな!」

と、そこにH君が現れてばれてしまった。


書道の半紙代の500円盗む


H君との仲はさらに悪くなっていく。その日は書道の半紙代で500円を持参することになっていた。ぼくは教室に誰もいない時にH君の机をあさり、お金の入った封筒を見つけて500円玉を盗み取った。直後にH君が500円をがなくなったと騒ぎ出し、クラスみんなで探すことになった。ぼくは罪悪感にかられた。しかし今言い出すわけにはいかない。

怖くなったぼくは盗んだ500円玉を下校の時に田んぼの隅に埋めた。そのことをI君に伝えたのだが、彼はぼくの悪事にはもう付き合いきれないと感じるようになってきており、

「だめだよ! おれはとらに注意したからな!」

と、同罪にならないようぼくに注意をしたという事実作りをするようになってしまっていた。

次の日担任に呼ばれたが、ぼくが500円をとったという証拠はないので黙っていた。帰りに昨日埋めた500円を確認しにいったが、不思議なことにその500円はなくなっていた。


アトピーと書いた紙切れを置く


クラスにアトピーの女の子がいた。彼女はそのことで内気になるとかそういうことは全くなく、逆に強気で好戦的だった。誰かが彼女のことをアトピーと言おうものなら先生に報告されて徹底的にやっつけられてしまう。ぼくは彼女にお灸を据えようと思い、朝の自習の時間のプリントの端っこを小さくちぎって「アトピー」と書き、彼女の机の上に置いておいた。

しばらくして彼女がその紙切れに気づいて怒り出した。ここまではよかった。彼女はその紙切れを先生のところに持って行ってしまった。ぼくはまずいと思い、自分の自習のプリントをくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨てた。

それから程なくして担任の先生が

「こんな紙が◯◯さんの机の上に置いてあった。みんな今日の自習のプリント出して」

と言った。ぼくはまずいと思った。でも捨てたから大丈夫なはずだ。先生はぼくが机の上にプリントを出していないことに気づき

「とら、プリントは?」

と言う。ぼくは無言だった。担任はすたすた歩いてゴミ箱に向かった。まずい。彼は丸まった紙切れをゴミ箱から取り出した。そしてそれを開き、隅がちぎり取られているのを見つけた。ぼくは観念した。


遠足のおやつがサラミとさきいか


I君、H君と3人で遠くのスーパーに写生大会のお菓子を買いに行った。次の日に図画版を持って神社に絵を描きに行くのである。おかしの金額の上限は300円。ぼくはそんなの知ったことかと思い、600円のさきいかと600円のサラミをメインに、こまごまとしたお菓子をたくさんカゴに入れて会計をした。合計が3000円を越えてしまい、ちょっと買いすぎたと思ってサラミとさきいか以外は返品した。

そのお菓子を持って出かけた次の日の写生大会。おやつがさきいかとサラミはぼくだけだった。おっさんくさくみえたと思うが、当時食べていたおかしでこれらが一番うまいとぼくは思っていたのである。その時は食べるのに夢中で絵など書いておらず、戻ってから困ったなと思って空に浮かぶ月を描いたのだが、担任に

「こんなのあるか! 描き直せ!」

と言われたので仕方がないから当日の写真を見ながら忠実に描いたら褒められたのだった。


クリスマス会の飾りを作っている最中に担任にけなされる


ぼくと弟は親戚のおばさんに折り紙の折り方の本を1人1冊買ってもらっていて、ことあるごとに込み入った折り紙を1人で作って遊んでいた。12月になって学校でクリスマス会があり、担任の先生が飾りをみんなで作ろうと言い出したので、ぼくは本に載っていた込み入った形の星形の折り紙を作り始めたのだが、担任に

「なんなのそれ? 変なのw」

と笑われてしまった。まだ完成途中のものだったのである。めげずに作り上げるとそんな込み入ったものを作っている人はいなく担任は驚いていたが謝りはしなかった。


薬品を使った犯罪に注意というポスターを作る


ポスターを作って出すと応募できるというのがあったので、ぼくは笑ゥせえるすまんの喪黒福造を描き、頭の上でフラスコを傾けて液体がこぼれているイラストと共に「薬品を使った犯罪に注意」という字を入れたポスターを作った。これは入賞して賞状をもらうことができた。



音楽の教科書に指で穴をあけて貫通させる


音楽は6−3の先生が担当していて、おちょくってしまうことが度々あった。歌のテストの前にみんなの声が小さくて先生が怒り出し

「そんななら歌わなくていい!」

と言ったものだから、ぼくやJ君は自分の番で前に出ていかず、歌わなかった。すると先生が激怒し、担任の先生に報告してしまった。

実はぼくが出て行かなかったのは先生をおちょくるためではなく、教科書に問題があったためだった。ぼくは自分の音楽の教科書の全ページの真ん中に指ででかい穴を開け、表紙にマジックで

「いてつくはどう使用穴」

と書いてしまっていたのであった。そこに指を突っ込んみ

「どーわわわわーー」

とやっていた。しかしまた歌のテストがあるとまずい。ぼくは以前も行ったことのある教科書を売っている本屋に出向き、音楽の教科書をもう1冊買った。


クラスメイトの粘土細工の湯のみを潰す


クラスには手先のとても器用な男の子がいた。彼は学校でジオラマを作ってみんなを驚かせたり、細かい絵を描いたり、粘土細工をとても緻密なものを作ったりしていた。ぼくは彼が作った粘土の湯のみが図工準備室で乾かしてあったのを見つけたので、グーで叩き潰してしまった。彼はそれを見つけ、担任に

「先生、犯人探しをしてください!」

と懇願したが、

「お前はいつも悪いことばかりしているから我慢しろ」

と言われていた。彼はクラスメイトにすぐに暴力を振るったりと素行が荒かったのである。ちなみにこの同級生は成人後に殺人事件を起こして無期懲役になった。


校長に目を付けられる


夏休みの登校日に昔のおもちゃ作りをする企画があり、みんなで水鉄砲などを作っていた。その時校長が来て特殊学級の生徒に

「おかあちゃんのお墓行ってきたか?」

と聞いていたのでずいぶん残酷なことをするなぁと思っていた。夏休みが明けて2学期の初日に投稿すると、校門を入ってすぐのところに校長が立っており、

「とら! 休み中悪いことしなかったか?」

と言われてしまった。



「ぼくたちの修学旅行」というおもしろ小説を書く


家にあったワープロを使い、修学旅行をおもしろおかしつ書き綴った「ぼくたちの修学旅行」というものを書いた。印刷して学校に持って行き、みんなに読んでもらって笑ってくれたので嬉しかった。今でもこれは家のフロッピーの中にあると思う。



自分がしていない悪事を自分がしたかのように錯覚する


書ききれないほどのいたずらをしていたため、朝の会や帰りの会で担任がこういういたずらがあったという報告をすると、いつそれバレるのかとヤキモキしていた。特に犯人探しをすると担任が名言したときは肝を冷やした。そして不思議なことに

「校庭のトイレのbんきが割られていました」

と担任が朝言った時、それはぼくがやったことではないのに自分がやったかのように錯覚してしまったことがあった。ほどなく正気に戻り、ばれたらどうしようなどと思わなくなったが、こんなふうに錯覚するほど毎日いたずらばかりしていたのだった。だから

「このままだとお前は中学校には行けず、少年院だぞ?」

と何度も担任から言われた。


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