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化学の思い出2(中学)

中学校になり、理科の先生が女の先生でちょっと好きになったのが影響したのかもしれない。理科が一番好きな教科になった。よく思われたくて中1の夏休みの宿題であった自由研究を、小6でやったゼラチンと寒天の実験をそのままレポートにして出してしまった。BTB液とかが普通に出てきて、家にそんな試薬と実験器具が揃っていることをこの理科の先生は不思議に思わなかったのだろうか。実際はなかったわけだが。


青酸ガス発生の化学反応式を書いて教師に見せる


中3になると部活とは別に週1でクラブ活動が始まり、ぼくは化学クラブにした。その頃までに化学反応式の美しさに魅了されてしまっていたのである。習ってもいない反応を書いて先生に見せて合っているか聞くというが日常茶飯事だった。その中でも

KCN + HCl → HCN + KCl

のような反応を紙に書いて見せるものだから教師は怖がっていた。これは青酸カリウム(青酸カリ)に塩酸をかけると青酸ガスが発生するという化学反応式である。



水酸化ナトリウムを自作しようとする


ぼくは青酸カリのような取り扱いを間違うと死んでしまうような危険な薬品を欲しいとは思わなかった。その代わりに強酸や強塩基に強いあこがれを抱いた。どうにかしてこれらを手に入れられないものだろうか。ぼくは図書室で色々調べて、塩化ナトリウム水溶液を電気分解することで水酸化ナトリウムが得られることを知った。しかしプラス極とマイナス極の間にしきりを入れて水が行き来できないようにしなければならなかった。そのために石綿を使うとあった。そんなものどこに売っているのだろうか。

ホームセンターに行って

「石綿はありますか?」

と聞いたらないという。あとで知ったが石綿は病気の原因だった。ならば古い建物に行けば壁から取れるんじゃないかと思ったが現実的ではないし、吸い込んだやらやっかいだと思ったのでそれ以上手をつけなかった。

しかしやはり水酸化ナトリウムを作りたい。とりあえずやってしまうことにした。理科の授業ではシャーペンの芯を使って電気分解の実験をしたが、やはり炭素棒だろうということで単1の電池をペンチでこじ開けて中から炭素棒を取り出した。手についた黒い汚れはなかなか落ちなかったが2本炭素棒を手に入れた。これをACアダプタにつないで塩水に突っ込んだ。するとみるみるうちに泡が出てきて塩素の臭いがしてきた。

ぼくはもっと電圧を高めようと思い、ACアダプタを何個か直列につないで50Vぐらいを作り出して塩水を電気分解した。しかしやはり塩素と水素が出るのみで電極周りの水に触れると水酸化ナトリウムに触れた時に手がぬるっとするあの感じが少しするぐらいで手応えは全くなかった。


AC100Vで塩水の電気分解をする


50Vの直流はもうやったので、AC100Vで塩水を電気分解するとどうなるのだろうと疑問がわいた。ぼくは500mLの缶を用意し、炭素棒に100Vのケーブルをむいたやつを付け、コンセントの100Vで塩水の電気分解の実験を開始した。するととんでもない勢いで缶から白煙が上がった。水素と塩素の混合気体が大量に出てきていると思われた。


それを優雅に眺めていたのもつかの間、家のブレーカーが落ちてしまった。そして缶から塩水がこぼれだした。そう、炭素棒と缶が接触し、短絡が起きてそこに穴が開いてしまったのだった。

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