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119番にいたずら電話をしてしまった話(小3)

学校の帰り道にいくつか公衆電話があった。ぼくは毎回それが気になっていた。SOSのボタンがついていているあれである。受話器を持ち上げてから興味本位でそれを押したところ、10円玉を入れた時と同じ音がした。でも怖いからかけることはしなかった。

でも気になって仕方がない。とある日ぼくはついにやってしまった。SOSのボタンを押したあと119と押してしまったのである。すると

「消防です」

と声がした。怖くなって受話器をガチャンと戻した。でも

ジリリリリ


と鳴るはずのない公衆電話が鳴った。こんなことがあるのだろうか。これで更に怖くなったけれども、恐いもの見たさもありぼくは受話器を持ち上げて耳に当ててみた。

「どこ電話してんだー!」

向こうで怒った声が聞こえた。ぼくは再び受話器を戻して走って逃げた。


うちの近くにおいしい中華料理屋があり、ちょくちょく親と行っていた。この中華料理屋には店内だけれども同じタイプの公衆電話がちょっとした電話ボックスの中に置いてあった。食事に行ったとある日、ぼくはこともあろうかその公衆電話で同じ事をしてしまった。怖くなって相手が出てすぐ受話器を戻した。すると

ジリリリリ

と電話が鳴ったので、ぼくは急いで親のいる席に戻った。おかしいと思った店主らしき人が電話に出たようで、何やらしゃべっている。そして戻ってきてまわりの従業員に

「消防署だってよ」


とぼそりと言っていた。ぼくは申し訳ない事をしたと思い、おいしいはずのチャーハンはその日はあまり喉を通らなかった。

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